介護の仕事は、高齢化社会の日本にとって不可欠なものといえます。
介護職は高い需要がありますが、働く上でストレスを感じることも珍しくありません。
ストレスを感じる原因はさまざまですが、その最大の要因は利用者さんが思い通りに動いてくれないことにあります。
介護とは利用者の食事、入浴、着替えなどをサポートする仕事ですが、相手が人間である以上、常に思うように動いてくれるとは限りません。
機嫌が悪く介護を拒否されてしまうことも少なくなく、ストレスを感じやすいです。
その他にも、介護の現場では利用者が転倒したり、急変したりするケースが数多くあります。
転倒や急変は常に起こりうることですが、担当していたスタッフだけに責任があるかのように責める人もいるのです。
そのような状況が根付くと事故の責任を丸投げするスタッフが出てくるようになり、嫌な気持ちを抱いてしまいます。
また、先輩の指導方法が統一されていないこともストレスの原因になりやすいです。
新人として介護現場に入ると、教育してくれる先輩が必ずついてくれます。
しかし、別の先輩に教わると違う方法を指示されてしまうことは良くあるのです。
そうした場合、どちらの方法がいいのかと困ってしまうのでストレスを感じやすくなります。
また紹介した原因は一部にすぎず他の原因でストレスを感じている介護職員もいるのです。
ストレスを我慢していると、周りのスタッフや利用者に対して淡白な気持ちで接してしまう可能性が高いです。
そのため、誠実に介護を行うには自分へのメンタルケアを常に心がけることが大事です。
悩みやストレスを抱え込まないように、日常生活で気分転換する方法を身につける必要があります。